すぐにつかえる名言「経営者のサプリメント」

古今東西、世界の軍師・参謀・戦略家と呼ばれる人々の名言を紹介しています。

第9回 偽りの ある世ならずは ひとかたに たのみやせまし 人の言の葉 [日野富子]

日野富子の座像(京都市上京区 宝鏡寺阿弥陀堂) “悪女”はなぜ人の言葉を信じたかったのか 日野富子(1440年~1496年)といえば、“日本三大悪女”にも数えられる人物として有名です。ちなみに日本三大悪女とは、歴史的に古い順に、北条政子・日野富子・淀君で…

第8回 一つのことを一生やり続けられると確信する日がくる [スティーブ・ジョブズ]

iPhoneの生みの親 スティーブ・ジョブズ iPhoneの生みの親は変わり者だった いまや日本人になじみあるスマホの一角を担った“iPhone”、いわずとしれたアップル社の製品です。その創業者スティーブ・ジョブズ(1955年~2011年)はいまだに“信者”といわれるほど…

第7回 恐れを抱いた心では、何と小さいことしかできないことでしょう [フローレンス・ナイチンゲール]

看護師だけではない業績 19世紀から20世紀にかけて活躍をしたナイチンゲールといえば、多くの人が看護師・看護教育の第一人者として挙げるでしょう。しかし彼女の業績は、看護師・看護教育にとどまりません。統計学や病院建築・運営でも非凡な才能を発揮しま…

第6回 重罪は甘んじて我等一人に受候決意 [井伊直弼]

幕末の大動乱をさばいた宰相 幕末の幕政を率いたことで有名な井伊直弼(いい・なおすけ)の言葉です。1858年、井伊直弼は諸藩の根強い反対を押し切って日米修好通商条約を締結しました。苦渋の決断ながら鎖国から開国に政策転換を図ったのです。 この言葉は…

第5回 今を戦えない者に次とか来年とかを言う資格はない [ロベルト・バッジョ]

今を戦えない者に次とか来年とかを言う資格はない これはプロサッカー選手で元イタリア代表のレジェンド、ロベルト・バッジョの名言です。 稀代のファンタジスタ(天才的なサッカー選手)は親日家でもあります。すでに引退して10数年以上経過していますが、…

第4回 歩け、歩け。続けることの大切さ [伊能忠敬]

歩け、歩け。続けることの大切さ これは江戸時代に日本中を測量して回り、日本地図製作者として有名な伊能忠敬(いのう・ただたか)の名言です。 なんの交通手段もない江戸時代に日本全国つつうらうらを徒歩で測量して回った彼の偉業を称賛せずにはいられま…

第3回 孫武と孫氏の兵法(そんぶとそんしのへいほう)[ 2 of 2 ]

孫子の兵法の名言を理解してみる 『孫子の兵法』が紀元前500年ごろに書かれた世界的に有名な戦略書であることは前回の記事で書きました。そしてそれは実に13篇にもおよぶ大作なのです。すべてを紹介することはできませんが、今回は、現代社会の経営者・組織…

第2回 孫武と孫氏の兵法(そんぶとそんしのへいほう)[ 1 of 2 ]

世界最古の兵法書 今回は、多くの人が一度は耳にしたことがある「敵を知り己を知らば百戦危うからず」でおなじみの『孫子の兵法』を取り上げます。よく混同されるのですが、『孫子の兵法』とは書物の名前であり、著者は孫武(そんぶ 紀元前535年?~没年不明…

第1回 竹中半兵衛(たけなか はんべえ)

夭折した不運のヒーロー 記念すべき第1回で取り上げるのは、竹中半兵衛(1544年~1579年)です。これは通称で、竹中重治(たけなか しげはる)が本名です。 コーエー社のゲームで取り上げれている竹中半兵衛 竹中半兵衛は、一部の戦国ファンの間では有名、…